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#10777 Anti-Human Gd-IgA1(KM55) Rat IgG MoAb

  • IHC using KM55
使用用途:
研究用試薬
アプリケーション:
IHC
容量1:
100 μg
価格1:
76,000円
容量2:
10 μg
価格2:
17,000円
アプリケーション略称の説明
IHC:免疫組織化学

※ 診断や医療目的に用いることはできません。
※ 掲載のデータシートは見本です。ご使用の際には物品同梱のデータシートをご確認ください。
※ 海外からの取り寄せ品 (主に#82xxx) は事前通知なく販売中止または、最低注文数量が設定されることがあります。

製品概要

製品概要

製品コード 10777
製品名 Anti-Human Gd-IgA1(KM55) Rat IgG MoAb
メーカー名 株式会社免疫生物研究所
使用用途: 研究用試薬
アプリケーション IHC
検出対象 ヒト
免疫抗原 GalNAc修飾 ヒトIgA1ヒンジ領域合成ペプチド H-C223PST*PPT*PS*PS*TPPT*PSPS240-NH2 (*にGalNAc修飾)
起源 マウス×ラット ハイブリドーマ (マウスミエローマ細胞 × SDラット脾臓細胞)
クローン名 KM55
サブクラス ラットIgG2b
精製方法 ProteinA精製
包装形態 1 % BSA,0.05 % NaN3含有PBS 1.0mLに溶解したものを凍結乾燥
保管 2 ~ 8 ℃
毒物劇物 該当
カルタヘナ 非該当
容量1 100 μg
価格1 76,000円
容量2 10 μg
価格2 17,000円
備考1 商業製品の原料としてお求めの場合、当社の許可が必要となります。

製品説明

製品説明

近年、ガラクトース欠損型異常糖鎖IgA1(Galactose-deficient IgA1; Gd-IgA1)は、IgA腎症患者の病態発症および進展に関与する因子として注目を集めています。ヒトIgA1分子の重鎖ヒンジ領域にはO結合型糖鎖修飾領域があり、IgA腎症患者では一部のIgA1のガラクトースが欠損しGd-IgA1として血中を循環するとともに、それらが糸球体に沈着することで、IgA腎症に関与すると考えられています(Gd-IgA1マルチヒット仮説)。これまでの研究から、カタツムリ(Helix aspersa; HAA)から抽出したレクチンを用いた測定系および、本抗体(KM55)を用いたGd-IgA1 ELISA(コードNo. 27600)により、IgA腎症患者における血清Gd-IgA1レベルが、健常者あるいは非IgA腎症患者に比べて高値であることが示されています。さらに、本抗体(KM55)は、HAAレクチンにはない特性として、免疫組織学的手法による組織中Gd-IgA1の検出が可能であり、IgA腎症患者の糸球体においてGd-IgA1が特異的に局在することが明らかになりつつあります。今後、本抗体によるGd-IgA1の臨床的意義のさらなる解明が期待されます。

参考文献

参考文献

Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov

よくある質問FAQ

よくある質問FAQ

  • 質問
    Q.本抗体の推奨使用濃度について教えてください。
  • 回答
    A.推奨濃度は、100μg/mLです。
  • 質問
    Q.免疫組織染色を検討しています。100ugで何枚くらいのプレパラートを染色できますか。
  • 回答
    A.KM55は100ug/1mLです。
    通常0.1-0.2mL/プレパラート1枚程度で染色できます。5-10枚程度染色できる計算です。
  • 質問
    Q.染色が上手くいきません。推奨の染色方法を教えて頂けますか。
  • 回答
    A.こちらの論文をご参照ください。論文内の染色方法にてまずはお試しください。
  • 質問
    Q.健常人の血中IgA量は、おおよそどの程度ですか。
  • 回答
    A.総 (Total) IgA量は、おおよそ1~4 mg/mLです。
  • 質問
    Q.健常人の血中Gd-IgA量は、おおよそどの程度ですか。
  • 回答
    A.おおよそ1,000 ng/mL前後ですので、200倍以上希釈し測定することを推奨します。
  • 質問
    Q.Anti-Gd-IgA1(KM55) rat IgG抗体の認識部位について教えてください。
  • 回答
    A.PST(GalNAc)PPを認識します。
    こちらの論文をご参照ください。
  • 質問
    Q.本抗体(KM55)のデータシートによると、「ホルマリン固定後のパラフィン包埋切片で免疫組織染色を行う場合、抗原賦活化処理を行う必要がある」と記載があります。
    抗原賦活化処理は、なぜ必要なのですか。
  • 回答
    A.免疫組織染色を行う場合、固定操作によりターゲットとなる抗原がマスキングされている可能性があります。
    その場合、酵素処理や熱処理をしてターゲットを露出させる抗原賦活化処理の必要があります。
    KM55抗体の場合はサブチリシンA処理が推奨されています。