#11088 Anti-Human sAPPα (2B3) Mouse IgG MoAb
- 使用用途:
- 研究用試薬
- アプリケーション:
- WB, IP
- 容量1:
- 100 μg
- 価格1:
- 64,000円
- 容量2:
- 10 μg
- 価格2:
- 17,000円
- アプリケーション略称の説明
- WB:ウェスタン・ブロッティング
- IP:免疫沈降
※ 診断や医療目的に用いることはできません。
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製品概要
製品概要
製品コード | 11088 |
---|---|
製品名 | Anti-Human sAPPα (2B3) Mouse IgG MoAb |
メーカー名 | 株式会社免疫生物研究所 |
使用用途: | 研究用試薬 |
アプリケーション | WB, IP |
検出対象 | ヒト |
免疫抗原 | Human sAPPαの C端部分合成ペプチド (DAEFRHDSGYEVHHQK) |
起源 | マウス×マウス ハイブリドーマ (X63 - Ag 8.653 × BALB/cマウス脾臓細胞) |
クローン名 | 2B3 |
サブクラス | IgG2b |
精製方法 | 抗原特異精製 |
特異性 | sAPPβと非交差 ウエスタン・ブロッティングではリコンビナントの全長APPと非交差 マウス、ラットと交差 |
包装形態 | 1 % BSA,0.05 % NaN3含有PBS 1.0 mLに溶解したものを凍結乾燥 |
保管 | 2~8℃ |
毒物劇物 | 該当 |
カルタヘナ | 非該当 |
容量1 | 100 μg |
価格1 | 64,000円 |
容量2 | 10 μg |
価格2 | 17,000円 |
備考1 | 商業製品の原料としてお求めの場合、当社の許可が必要となります。 |
製品説明
製品説明
APP (アミロイド前駆体タンパク質) は、アルツハイマー病における老人斑の主要構成成分であるアミロイドβ(Aβ)の前駆体タンパク質であり、スプライシングの違いからヒトでは主に3種のアイソフォーム(APP695、APP751、APP770)が存在します。このタンパク質の代謝経路の主なものはαセクレターゼ、γセクレターゼによる切断を受ける経路(Aβ非産生経路)とβセクレターゼとγセクレターゼによる切断を受ける経路(Aβ産生経路)です。前者の代謝経路からは切り出されたAPPのN末部分が分泌型APPα(sAPPα)として産生され、後者の経路からは分泌型APPβ(sAPPβ)とAβが産生されます。Aβドメイン両端、つまりβセクレターゼ、γセクレターゼ切断部位近傍のAPP遺伝子変異が家族性アルツハイマー病で確認されており、APPからのAβ切り出しの過程がアルツハイマー病発症に重要であることが強く示唆されております。APP自体の生理的機能についてはまだ不明な点が多いのですが、神経系と他の臓器とでは、その機能が異なると考えられています。 早期発症型家族性アルツハイマー病患者からAPP遺伝子の変異が報告されており、その変異の一つにSweden変異があります。これはβセクレターゼ切断部位よりN端側の2アミノ酸の変異(Lys670→AsnとMet671→Leu)があるものです。Sweden変異はAβ、特にAβ42の産生を亢進させるとの報告もあり、トランスジェニックマウスなども作製されています。このようにSweden変異を検出することはアルツハイマー病の研究において有用と考えられています。 また、神経細胞においては、N型またはO型の糖鎖修飾を受けたAPP(mature APP)が、神経特異的に活性化されるCdk5やc-Jun NH2-terminal kinase (JNK)の働きによってThr668(APP695におけるポジション)の位置でリン酸化され、細胞膜および神経突起に存在するようになります。このリン酸化はAPPの細胞質ドメインの構造変化を引き起こし、Aβ産生にも影響を与えると考えられています。また、FE65との結合性制御により情報伝達にも関わっています。
参考文献
参考文献
- Combined treatment with the phenolics (-)-epigallocatechin-3-gallate and ferulic acid improves cognition and reduces Alzheimer-like pathology in mice. Mori T et al. J Biol Chem. 2019 Feb 22;294(8):2714-2731.PMID: 30563837
- Combination therapy with octyl gallate and ferulic acid improves cognition and neurodegeneration in a transgenic mouse model of Alzheimer's disease. Mori T et al. J Biol Chem. 2017 Jul 7;292(27):11310-11325.PMID: 28512130
- Heteromers of amyloid precursor protein in cerebrospinal fluid. Cuchillo-Ibañez I et al. Mol Neurodegener. 2015 Jan 8;10:2.PMID: 25573162
- Protective effects of positive lysosomal modulation in Alzheimer's disease transgenic mouse models. Butler D et al. PLoS One. 2011;6(6):e20501.PMID: 21695208
- BACE1 inhibition reduces endogenous Abeta and alters APP processing in wild-type mice. Nishitomi K et al. J Neurochem. 2006 Dec;99(6):1555-63.PMID: 17083447
- The metalloprotease inhibitor TIMP-3 regulates amyloid precursor protein and apolipoprotein E receptor proteolysis. Hoe HS et al. J Neurosci. 2007 Oct 3;27(40):10895-905.PMID: 17913923
- Suppression of APP-containing vesicle trafficking and production of beta-amyloid by AID/DHHC-12 protein. Mizumaru C et al. J Neurochem. 2009 Dec;111(5):1213-24.PMID: 19780898
Note: Retrieve by PMID number in displayed by abstract: http://www.ncbi.nlm.nih.gov
よくある質問FAQ
よくある質問FAQ
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Q.マウスとの交差性を教えてください。
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A.ヒトと比較すると強くはありませんが、マウスsAPPαも検出致します。